三白眼(さんぱくがん)とは、黒目(瞳)の左右、および、下か上の三方向に白目が見えている目のことです。
目が上や下を見たときに一時的に三方向に白目が見えることがありますが、それは三白眼とは呼びません。 正面を向いたときに、常に三方向に白目が見えているのが三白眼です。
三白眼には、下三白眼と上三白眼があります。
黒目の左右と下に白目が見えているのが下三白眼、 黒目の左右と上に白目が見えているのが上三白眼 です。
下三白眼は、上目遣いで何かたくらんでいるような目です。 理想や目標を掲げて、何とかして事を成そうとしている目であり、必ずしも悪い人相ではありません。
ただし、下からにらみつけるよう印象もあり、反骨心や謀反心をいだいているようにも見えるため、周囲から孤立しやすい傾向があります。
悪い面が出ると、思い込みが強くなり、身勝手な理屈で行動したり、執念深くなることがあるかもしれません。
黒目の左右と上に白目が見えているのが上三白眼です。
上三白眼は、 下三白眼と同様に何かに集中している目ですが、独りで思い詰めているような印象となります。
悪い面が出ると、思い込みが強くなり、鬱々と落ち込んでしまって、冷静な判断ができなくなるかもしれません。
四白眼(しはくがん)とは、瞳(黒目)の左右と上下がまぶたで隠れておらず、常に四方向に白目が見える目のことです。
四白眼は、残酷・残忍な目とされます。 カッと見開いたような目で、相手を威嚇するようにも、怒りで我を忘れているようにも見えます。
四白眼の人は、頭の回転が速く優秀な人も多いのですが、 些細なことで感情が極端に変化してしまうことがあるかもしれません。